スポーツ外傷

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診療案内

スポーツ外傷とは

スポーツ外傷とは、プレー中に明らかな外力によって組織が損傷した場合をいいます。例を挙げると転倒や衝突などによって起こる捻挫や骨折、肉離れなどのケガのことを言います。

RICE療法

打撲や捻挫、肉離れなどの外傷の急性期に行う救急処置の基本で、グランドや体育館などけがをした現場から実行(初期治療)することにより治療期間を短縮させ、早期のスポーツ復帰を目指すための処置法です。
氷を当てた上からラップで巻いて外れにくくするのと、密閉することでより効率的に冷却できるようにしています。

R Rest(安静) 運動中止
I Ice(冷却) 氷かコールドパックで冷やす
C Compression(圧迫) 弾力包帯などで圧迫する(あまり強くは圧迫しないこと)
E Elevation(挙上) 患部を心臓より高くしておく

患部の出血や腫れをできるだけ起こさせないことを目的とし、それにより治療期間を短くする利点があります。ただし、これはあくまでも救急処置であり、治療は、固定などを必要とすることもあるため早期に整形外科を受診することが必要です。

「シップで冷やしていた」と言う方が多くいらっしゃいますが、貼った時にヒヤッとするだけで、数秒から数分冷たいのみで、炎症をおさえたり筋肉を和らげたりする作用はありますが、冷却作用はありません。
スポーツ用の冷却スプレーも皮膚表面を強力に冷却し、感覚を麻痺させて疼痛を軽減させる作用はありますが、皮下深くの組織を冷却して出血や腫れをおさえることはできません。過剰に行うと凍傷を起こす可能性もあります。
冷却には氷かコールドパックを使用しますが、店頭で売っている氷はすぐに溶けないようにマイナス7~8度にしている場合があり、直接使うと凍傷を起こす可能性があります。タオルでくるんだり、一度水につけて温度をあげてから使用するようにしてください。

捻挫

捻挫は関節の関節包や靭帯(脱臼しないように骨と骨とをつないでいる線維性の強い組織)の損傷で、足関節、膝関節、指関節、肩鎖関節に多いです。軽度のものから、靭帯断裂や剥離骨折などまであります。よく「捻挫で良かった」という人もいますが、部位や程度によってはギプス固定や手術を必要とすることもあるため、決して簡単に考えないでください。
診断には臨床所見と、時には超音波診断装置やMRIを必要とすることがあります。

足関節

前距腓靭帯が損傷しやすいといわれています。外側部に腫れや内出血があれば、要注意です。

膝関節

膝関節のけがによる出血は、前十字靭帯の損傷によるもののほか、骨軟骨骨折・他の靭帯や半月板の損傷によるものもありますので診断が必要です。

捻挫の分類

GradeⅠ 靭帯線維の小損傷で不安定性はない。
GradeⅡ 靭帯の部分断裂で不安定性が軽度から中等度ある。
GradeⅢ 靭帯の完全断裂で不安定性が明らかである。
(剥離骨折がみられることもある)
※数時間の間に腫れや内出血が出てくればGradeⅡ・Ⅲの捻挫か骨折が疑われます。